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カシム及びカシアリ考察/金沢

というわけで、何もないのは寂しいので。
金沢が個人でやってるブログの方から記事を引っ張ってきてみました。
ていうかこれここで語らなくてどこで語るのさぁ! ていう。

金沢的 カシム及びカシアリ考察 です。

みんなさあ、もっとさあ、カシアリ書いてくれるといいのにな……
カシム、考えれば考えるほど深いのに……

 

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「その強さがあれば、すべてを守れると思った」

……↑はっ、
幻想水滸伝2のキャッチコピーなわけですが。

これ ちょう カシアリ ぢゃ ねえっすか。

と考えてしまった腐れ脳をお許しあれ。
そういや幻水2も幼馴染みだし、敵対するし、進み方によっちゃ……だし。
結構共通項あるじゃんね、と。

個人的見解なのですが、カシムって結構揺らぐキャラだよなーと。
つかみにくいんよアンタ……
って元々は思ってて、行き着いたのが「カシムにとっての悪事は、悪事じゃないんだっけか」と。
周囲、とりわけ被害者からすれば泥棒だの何だのって悪ですよ。まごうことなく。
でもカシムにとっての「それら」は「生きるための手段」なだけであって、そこに悪意は存在してない。
やらなきゃ死ぬからやってるだけ。っていう。
価値観が真っ向から違うわけだから、理解に苦しむのも仕方ないことなのか、とね。

というか、カシムが特別悪いってんじゃなくて、アリババがスラム育ちの割に特異なんだろう、やっぱ。
アリババが、というかアニス(アリババ母)が、その教育が、かな。
カシムもアニスが真っ当って発言してるしなー。
やっぱりアリババ母は王宮に仕えてたんだからどこかの貴族の出? とかなんだろうか。
まあそうであってもなくても、王宮の下働きからスラムの娼婦で生活してくって、相当な根性の人だと思う。
そんでもって情に厚い人だし。そりゃ王も惚れるわな。
王宮で育てることになれば、命の危険があるだろうって分かるもんなー。
家督争いの末お家断絶、とか珍しくないし。

そしてアリババは著しく母親似の御顔立ちでございますね……
いいけど! カワイイからいいけど! むしろグッジョブだけど!!
そしてカシムの初恋は絶対アニスである。に一票。
カシムはね、アニスに出会って盗みとかって悪いことなのかーって初めて知ったんじゃないかな。人生の価値観揺さぶられるって、相当衝撃だと思う。
気付かないうちにほんのり(まぁ子供だったしね)恋心抱いてて、初めて抱いた女はきっとアニス似(これ考えてくれた友人様にマジ感謝)。
まぁだとしたら余計に、アニスの死にもマリアムの死にも自分の無力感を募らせたんだろうなぁ……
で、だからこそアリババに依存する、っていうカシアリ思考。

どこまでが素のカシムで、どこからが黒ルフの影響だったのかは、もう本人にも分からないんじゃないかな。
でも、うん、カシアリ妄想抜きにしても、カシムは何かを守りたくて力を欲していたんだって思う。
思いたいだけかもしれないけど。
その「守りたい何か」がね、たとえばアリババだったり、仲間のいる霧の団だったり、もう自身の矜持でも何でもいいやって。
混沌をもたらす為だけに強硬手段に出たわけじゃないんだろうなって、それだけは信じたいところだなーと。

アニス(アリババ母)が亡くなった時に、アリババと妹とに「俺がお前らを守ってやる。」って言ったのは絶対嘘じゃないと思うし!!
てゆか7歳の子供がなかなか言える言葉じゃないってばよ。
カシムカッコイイわ。
何かを守るためには力が必要、ってのもまた世の心理だと思うしね。


カシアリ的視点で見ると、カシムが王になろうとしたのはアリババを守るためなのかなーとか。
守る、って言ったのは嘘じゃないのに、アリババはいつの間にか自身の足で歩き始めてる。
焦りと淋しさ、それに多分悔しさも嫉妬もいろんな感情がごちゃ混ぜになって。
力を欲す気持ちと、ぐちゃぐちゃな気持ちの隙間にきっと黒いルフが入り込んで。
ああそうだ、俺が頂点に、王になれば、守れるじゃねえか。
そんな風になっていっちゃった。

後は前述でもちらっと触れてるが、アニスとマリアムの死はカシムに絶大な影響与えてるだろなー。
自分が無力で失ったものなら、力をつけて守るしかない、と。
二人を守れなかった分、アリババに重度の依存……重い重い重い。

だって王宮に侵入したときも、本当なら目撃者であるアリババは消すのが筋でしょう。
顔は割れてるし、主犯格なんだから捕まったら死罪は免れないわけだし。
でも、それをしなかった。
単に盗みはするけど殺しはしないってだけなのかもしれないけど、カシム自身アリババが昔と変わらないのに途惑いにも似た気持ちになってたんじゃないかな。
これでアリババが王族面してカシムと口も利かないようになってたら、あの場で殺されてるよね……

霧の団の頭領に祭り上げたのも、そこに仲間をどんどん増やしていったのも、子供たちの笑顔を見せたのも、まあ全部アリババが身動き取れないようにするためなわけだしねー。
逃げられないように、ってちょっとヤンデレ入ってるっぽいけど。

以上、とりあえずのカシアリ考察でした。
実は年末の本誌を読めていないので、肝心の場面はまだ未読なのです……
でもまぁ、うちのカシアリはこんなんになりそう。
お互いに分かりにくいけど根幹は同じなんだよー。
ベクトルが違うけど、守りたい、だから強くなりたい、っていう。
だから幻水2のキャッチコピーがすげぇしっくりきた……



と、あとオマケというか何というか。
以上の考察を踏まえての、うちのカシムSSを。
考察と一緒に書いたので、まあ出しておこうかな、と。
霧の団王宮侵入事件のときのカシム視点。(カシアリ贔屓かも)
マギ初書きがまさかのカシムっていう…何かを暗示しているようですね(笑)



 気を失ったアリババを見やり、カシムは心中でバカな奴、と呟いた。
 聞けば、アリババは侵入してくる賊を目の前にしながらも、人を呼ぶでもなく震えながら立ちつくしていたという。
 酒場で出会ったアリババの事を思い出す。
 月日が経ち成長はしていたし、スラムに居た頃より格段に綺麗な身なりをしていたが、それでも。
 自分に向けてくる目は、変わらなかった。
 スラムの民と第三王子、そんなものは比べるべくもなく身分違いだ。
 だというのに、アリババは一緒に過ごしていた頃と同じ、信頼を寄せる友を見る目で自分を見ていた。
 甘い。
 そう、思うのに。
 目撃者であるアリババを殺せという命を出すことが、何故か出来なかった。

 幼馴染み、まして家族として過ごした時間だってあるのだ。
 アリババの性格は少なからず分かっている。
 不測の事態にうろたえ、それが自分の招いたものだとすぐに気付いたのだろう。
 兵を呼べば争いになる。捕まればカシムたち霧の団は処刑を免れない。
 そしてまた、争いになれば兵も無事にはすまないだろう。
 そうして、どうにも出来なくなった。

 カシムは知っていた。
 アリババが人の死を厭うことを。
 元々がスラムの住人とは信じがたい程にまっすぐでどこか潔癖だった。それが顕著になったのはやはり、母の死に直面してからだろう。
 スラムの、それも盗賊を生かしておいても何の得にもならないのに。
 それでもアリババは、スラムの住人を、カシムを切り捨てられなかった。
 考えて、カシムはふっと笑う。


 裏切られて、おまえは、


 さあ、どうする?


 

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