ようやく話数表記が夜に戻りましたね94夜！

94夜「あなたの力」
騎士像のようなものが立ち並ぶ回廊を進むモルジアナと白龍。
静けさに耐え難くなったのか場を和ますためかモルジアナに話しかける白龍ってば、村娘に「ついてくるなと以下略」って言った人と同一人物なんだぜ…(笑)

しっかし組み分け、まさかのアラジン＆アリババ、モルジアナ＆白龍に！
おおお、ここはねーだろと思った所を突いてくる大高センセ、流石やわぁ……
しかもザガンの説明だと、それぞれの道のゴール地点で一旦４人合流させて今度は違う組み合わせで試してみるからねー、っていうカンジがするの、だが…？
そうなると次がアラジン＆白龍、アリババ＆モルジアナかなー。どうかなー。

並んでいた彫像が動き出し、今回の敵はザガンが作った「とっても硬い特殊な鉱物から作っためちゃくちゃ頑丈なゴーレムくん」だと語ります。
……つくづく説明してくれるなザガン。そんなに寂しいのかザガン。
何だかんだでつきっきりで見てるわ説明してるわ、ジンとしては色々異質というか癖があるのは間違いないんだろうけど……だから、寂しがりにしか見えないんだってば(笑)
まぁそんな寂しがりかつ構われたがりが作ったゴーレムくんですが、自信満々なだけあってモルジアナの蹴りが通じないくらい硬いようです。モルさんのおみ足が痣だらけェェェ！！！
……でも「何かの魔法なら効くかもしれないけど」とかうっかり言ってる辺りが迂闊だよねえザガン。
どうしよう段々ときめいてきたぞザガンに(笑)(這いつくばらせてぇ、とかいう類のときめき)
だってこれもさぁ、ゴーレムの能力というより材質じゃ、ねえ、の……？　っていう(笑)

で。
きたきたきたきた！　来ましたよようやく！
ハクリューの　ターン！！(カタカナで書くな)
見た瞬間に「ハクリューの　ドラゴンクロー！」って脳内に浮かんでしまった私はカイリューよりハクリュー派です。ミニリューに「ぼんてん」って名前をつけました(笑)(ポケモンと戦国のはなし)
雑談はさておき、白龍は自分の体内の「気」を操作し武器に宿すという技を持っておりました。
ザガンは「気？　体内の力？」と首を傾げつつも「魔力操作能力の一種」とあたりをつけます。
ザガン曰く魔力操作できる人間はごくわずからしい。白龍に「ただ者じゃない」評価がついたぜ！

んん？　魔力操作は「魔法」とはまた違うのか。
ええと、魔法は「魔力」を別のものに変換すること。(出典元・８巻78夜)
ああ、ちょっと違うのね。
魔力っていうのは体内に宿る生体エネルギーにより近いもの、と考えた方がいいみたいかな。
ジュダルの言によると「魔力はルフが生み出す純然たる力」らしいので。(5巻46夜)
魔力を変換するってのと魔力をそのまま使うってのと、かかる負担が違うのかな？　…というよりはアレか、魔法使いの持つ魔力の絶対量が多いってだけか。後はやっぱり魔力を使って戦うわけだから、より効率良く使う方法を知ってるだろうし。
つまり「魔法使いが魔力を魔法に変換して使う」と「魔法使いではない者が魔力をそのまま使う」だと後者の方がエネルギー切れを起こすまでの時間が短い、みたいなカンジでいいのかな。
んー、て事は白龍の潜在魔力量っていうのは一般人並みかちょっと多いくらいっぽい。
そういや対ギシャァたんの時も魔力を使いすぎたシンさんが出血してたっけか。

安心のアラジン＆アリババ組がアモンの剣でゴーレムをすぱんすぱんと斬ってるわけですが、モルジアナ＆白龍組は……
白龍が盛大に出血してました。
解説・ザガンさんによるとですね「魔力操作は命を削る技なので使い続けると寿命が尽きる」とのことです。ありがとうございました。
ゴーレムの攻撃を避けた時に策を思いついたモルジアナが一旦退却を提案するも、白龍は頑なです。
とうとう敬語が消えましたってうおおおお！！　まさか白龍が「うるさいな」なんて言う日が来るとは！！
「俺の問題だ」と言い張る白龍にモルジアナがようやく過ぎっていた記憶に辿り着き……

カシムーーーーーーーー！！！！！

あ、ごめん。ごめんなさい取り乱しました音声が乱れました失礼致しました。
若干見切れてるけど！　書き下ろしでも何でもないけど！
もうね、紙面に出てくるだけで嬉しいんだよねカシム好きにとってはさ！　しかもアリババくんの後ろに控えてるとかさ！　ねえどうしてカシムは今アリババくんの後ろにいないんだい…？　とか思っちゃうけど！
てゆか改めて見るとこの暗い目をしたアリババくんがマジ好みです。黒ルフに支配されたアリババくんとかも見てみたいわけですとか言ってたら書けよ自分でって言われちゃうんだきっと。
そしてこの時のアリババくんの鎖骨が無防備すぎてドキッとしました。うん？　変態？　知ってるよ？

閑話休題。
そんな白龍にモルジアナの怒りのボルテージがマックス状態。
……ねえ、なんでモルさんのイラちきてる顔はあんなに男前なのかな。
モルさんの「イラァ」からのヒーロー的行動は最早黄金パターンである。
だって「あなたの力になります」て「あなたを守ります」と同義語でしょうよぉぅぉぅ！！！
つくづくおなごがカッコイイ漫画よのぅ……

笑うザガンを余所に(あれでもこれって別に二人には見えてないんだよね？)、モルジアナの伝家の宝刀「お姫様抱っこ」発動！！
って、ちょ、持ち上げられたゴーレムのポーズが乙女ちっくなのが笑いを誘うんですけど！(笑)
(そしてこの場面相棒が突っ込んでましたが私も「ワッショイィィ」に見えたっていう…)
ゴーレム同士をぶつけて「粉々…！！(byザガン)」に破壊するという機転を発揮し、以下次号！！

とりあえずゴーレムを持ち上げられた時と(粉々…！！)って茫然としている時のザガンが美味しいですもぐもぐ。
もうさ、ザガンはモルジアナのジンになればいいんじゃないかなって思った！(笑)
あぁでもジンを扱うには魔力が少ないのかぁモルさんは……勿体ない。
是非変態を調教しつつ旅をしてほしいわぁ(笑)
……でもザガンは寂しがりだからな…一度ジンになったらなったで「蹴られることもご褒美」系になりそうだよな……