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まさかのカシムだった。 / 金沢

宇崎氏も書いているが、私もやはりここは書いておかねばなるまい。
というアレで、昨夜見に行った映画「ブッダ」の感想。

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昨夜相棒とブッダを見てきました。
ええ、まあ、展開は駆け足かつ「ここで終わるの?!」っていうカンジではあるんですが。(いきなり5年とかすっとぶ)(でもまああの長い話をまとめるには仕方ない処理だろうなあ)
主要登場人物以外の声の出演のまー豪華なこと豪華なこと。
おい、アイツの声があの人…だと…? っていうのがエンドロールでチラホラチラホラ。
名前の出てないモブでもちょっと待てアンタ誰の声やっとったんだ、っていう人の名前が、ね。
唯一「……こ、こいつは大根だぜ」と思ったシッダルタ父も、何やら凄い人だったらしくそこで噴いてみたり(やたら長い名前のどっかの家元さん? みたいなカンジだった)

元々は「立川のお兄さんは絶対見に行ってるよね! 5回は行ってるよね!」「でもいえっさはジョニデだろ。女子高生にチラ見されたいから」とか言いながら行ったわけですよ。
シッダルタの頭髪があのくるくるになる瞬間は見られるのだろうか、とか梵天さんが出てくる時はジョーズのテーマが流れるだろうか、とか笑いつつ。

そしたらよぉ…
始まってから結構すぐの時点で「あ、やばいそういやバルバッドの元ネタってインドだったんだっけ服とかそれっぽいヤバイ」ってなったわけですよ。
平民階級の服は元より、王宮の様子なんか見てもバルバッド王宮が頭を過ぎる過ぎる。
また「この子は偉大な王になるだろう」みたいなセリフがそりゃもう何てマギ様ですかありがとうございました的なわけでして。

しかし本題はむしろそこではなく、もう一人の主人公「チャプラ」の方ですよ。
彼は奴隷(って言い方してるけどまあ貧民ていう方が近いかな)の身分であり、野心を抱いて敵国の将軍の命を救い彼に取り入るわけですが。
ええ、まあもう彼の言動がどうしてもカシムカシムカシムっていう。
シッダルタよりもチャプラの方が心情が分かりやすかったりしてね。ええもう誰が主役なんですかてゆか●雅人カッコイイんですけど上手いわぁぁ!!
戦場で一瞬だけ二人が交錯する場面があるんですが、その辺の反応とかもカシムっぽくてさー。てゆかこの時のシッダルタがどうにも「憎まないよ。」のアリババくんが過ぎって参った参った。

剣闘士(っぽいもの)は出てくるわ、ソロモンの知恵の如きマンダラ(でいいんだっけ?)は出てくるわ、まーあちこちあちこちでマギが顔を覗かせました。
立川のお兄さんは想像してたけどまさかマギるとは思わないでいたから完全に油断してたんだ…
頭がマギ脳だからかなー、と思いながら見てたんですが、終わった後に相棒と話したらまあ大体同じ事考えてましたとさ(笑)

まあ「続きが気になる人は原作のマンガ買ってね!」って終わり方ではありましたが、概ね面白かったです。
バルバッド好き(括りがでけえ)は見といて損はないんじゃないかな。
王宮からスラムまで、手広くカバーしてましたよ。
 

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